八丁目
静御前
八丁目は江戸時代に遡ると江戸藩への船運中継地として仙台藩の蔵屋敷もあった由緒ある町内、仙台河岸の名が残っている。
旧山車は明治23年佐原市下分より譲り受け威風堂々として高い評価を得てたが、老朽化のため、現山車を平成6年柴田高元氏によって復元の形で新造。
飾り物は磯禅士の娘、京都の白拍子(舞女)静御前で源義経の愛妾。頼朝の軍に捕まり鎌倉に送られて鶴岡八幡宮で頼朝北条政子らを前にして、義経恋慕の舞を踊った様子を表現。明治8年古川長延の作。彫り物は昭和22年潮来市築地の彫刻師、加藤完氏によって手彫り制作されたもの。額には生祥(せいしょう)と書かれている。意はめでたいことの前触れ、兆しである。