弐丁目
大國主命
旧山車は明治初期、佐原市より譲り受け、川に浮かべて運んで来たと伝えられている。現山車は昭和63年、町内大工内山氏によって総欅造りで新造。
飾り物は因幡の白兎にかけた慈悲と愛情、水穂国の民に与えた福は今も伝えられている大國主命。佐倉市の古屋敷吉男氏の作品。
正面左の彫り物は化け鯉(進化鯉)と伝えられ、右は頭が虎で尾を常に上を向かせる水の神、銃にも見える。更に山車後ろにはアーチ型の門のような彫り物が配されている。
登竜門伝説を念頭に見ると、後ろを押す若者たちが鯉で竜門をくぐり、登って龍に成る途中の進化鯉を入れたのではと想像が膨らむ。玉簾は昭和28年制作の虎である。
貮丁目は花笠踊りに定評がある町内