四丁目
天岩戸開き
四丁目は祇園祭禮中、素鵞熊野神社の仮殿が置かれ、素篇社(天王様)、熊野社(権現様)二体の御神輿が遷座する町内。
1142年前、浪逆浦より引き上げられた御神輿が、約820年前の文治4年、四丁目の天王河岸、現在の御仮殿に遷座したと伝えられている。
山車は、明治8年、時の佐原村船戸宮大工 杉崎久蔵氏の作。
飾り物は天岩戸開きの様子が、天照大神、猿田彦命、手力男命、天鈿女命の4神と岩戸で表現された、明治12年鼠屋五兵衛渾身の作品。
正面4ヶ所の彫刻で、素戔嗚命の八岐大蛇退治を表しているのは、初代石川信光氏作、後に胴羽目「飛龍」4枚を彫刻師横谷光明氏によって制作。額には素街と書かれている。