西壹丁目
神武天皇
西壹丁目は潮来の西の入り口に位置し、前を流れる常陸利根川は、かつては多くの船が往来していた。旧山車は明治10年代に佐原市川岸より譲り受け、老朽化が激しくなり、平成4年総欅の四方正面作りの山車が町内澤田秀夫氏の手によって作られた。
飾り物は初代の天皇と伝えられる神武天皇。海路で日向(宮崎県)を発ち、熊野、大和を平定し天皇に即位。手に持った弓の上端には、東征の折、金色のまばゆい光を発して敵兵の目をくらまし勝利をもたらしたと言う金鵄(金色の鳶)がとまっている。潮来で一番の高さを誇る人形で田島義朗氏の作品。
彫り物は東京柴又の彫刻師、二代目園田正信の力作。
玉簾はふたみが浦(夫婦岩)。町内有志3人が3ヶ月をかけて作成したもの。