下壹丁目
福俵白鼠
下壹丁目は、江戸時代、仙台藩から江戸藩への穀物物資の船運の中継場所として栄え、前川大門河岸付近には米問屋が多かった。当時の背景が山車の飾り物や額にも窺える。
彫り物は猿田彦命、七福神、鞠に戯れる獅子等、飾り物は神の上にたつ人形は恐れ多いことから五穀豊穣を願い「福俵白鼠」、額は「豊楽」。
旧山車は明治5年から平成19年まで引き継がれ、平成20年に136年間のお礼返しとして、「華(はな)送り」と銘打ち、お別れ曳きを執り行った。現山車は平成20年旧山車を基本に復元新造。
四方柾目の総欅つくり、柴田義治氏制作。天幕は平成23年、若連を中心に手造り、四方には山珊瑚が垂れる。曲曳きは、定番の字廻しの他、小判廻し、廻し込みのの字等、難易度の高い曲曳きを取り入れている。